「寺院規則(宗教法人規則)」をデータ化しませんか?

本記事では、寺院規則を「データ化」する必要性について、法務・寺院実務の観点からわかりやすく解説します。
1. 紙のままでは「確認・修正」ができない
寺院規則は会社における「定款」にあたる重要書類です。にもかかわらず、古い和文の印刷や手書きの文書もあり、内容を確認するたびにページをめくり、判読に苦労することもあります。PDF化されていても「画像データ」だけでは検索も編集もできません。
というのも、多くの寺院規則は、昭和26年~30年頃にできたものだからです。約70年前ですね。宗教法人法が昭和26年に施行され、宗教法人認可の要件に規則を具える事が規定されたからです。
データ化(Wordやテキスト化)しておくことで、次のような利点があります。
- 条文ごとの確認・修正が容易になる
- 新しい法令への対応が迅速にできる
- 規則変更案の作成に行政書士が関与しやすくなる
2. 現状との齟齬を見つけやすくなる
規則は時代に合わせて改正されていくのが常です。しかしながら70年前は現在の情勢に合っているでしょうか?例えば、
- 「干与者」等の旧用語が現代では一般的ではない
- 公示が掲示板のみ
- そもそも旧字体が使われていて読み難い
- 責任役員の選定方法が曖昧
- 責任役員の人数が現状と合っていない
といった見直しが必要な点も多く存在します。
3. 後継者や責任役員への引き継ぎがスムーズに
住職交代や責任役員の代替わりの際、「規則はどこにありますか?」という質問がよくあります。紙のままだと所在が曖昧になりがちで、引き継ぎのたびに探す手間がかかります。また、古い紙をそのまま使用することになると劣化も気になります。
WordやPDF(テキスト付き)でデータ化しておけば、
- USBやクラウドで安全に保管
- 総代会や責任役員に共有可能
- 印刷しても常に最新版を保持
といった形で、寺院運営の透明性と継続性が格段に高まります。
4. データ化は「規則見直し」の第一歩
宗教法人規則のデータ化は、それ自体が目的ではありません。むしろ、「現行規則を見直すきっかけ」となります。
条文をデジタル化して読みやすくすると、「この部分は今の実態と違う」「責任役員の人数が合っていない」などの気づきが生まれます。
つまりデータ化は、
改正に向けた土台作り
でもあるのです。
5. 行政書士によるサポートも可能
当事務所では、寺院規則をスキャンしてOCR処理(文字化)し、Word形式で整える「データ化サービス」を行っています。オプションとして、
- 誤字脱字や旧字体の修正
- 現行法令との不一致箇所レポート
- 改正案のたたき台作成
にも対応可能です。
まとめ:データ化は寺院の信頼を守る行為
寺院規則をデータ化することは、単なる事務効率化ではなく、寺院の信頼と法的安定性を守る行為です。
データ化から見直し、そして将来の承継までを見据えた備えを、今のうちに進めておきましょう。
薬師行政書士事務所 本間英純
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