宗教法人規則、手元にありますか?|まずは現状把握から

宗教法人規則、手元にありますか?
多くの寺院では、宗教法人規則(会社でいえば定款)が昭和26年(1951年)前後の制定以来、70年以上改正されていないことが珍しくありません。
当時のままの条項が残っていると、現行法や宗派内規、実務運営と整合しないリスクがあります。
私が副住職を務めている双林寺も昭和28年に認証されてから一度も変更していませんでした。
なぜ今、見直しが必要か
- 役員規定・任期の不整合:実態と違う運用をしてしまっているケース
- 財産管理の不透明化:収支・財産目録の扱いが現在の基準に合っていない
- 外部からの指導リスク:所轄庁や宗派から修正を求められる可能性
最初の一歩は「現物の確認」
ここから始めましょう。
① 今、寺院に規則の最新版の控え(謄本)が手元にありますか?
② いつ認証(改正)されたものですか?(制定年・改正年の確認)
手元にない、そもそもあることを知らなかった、一度内容を確認したいという場合は、謄本の取り寄せから始めるのが最短ルートです(次回記事で手順を解説)。
点検の観点(簡易チェック)
- 代表役員・責任役員の定数・選任・任期の条項は現行運用に合致?
- 会計・財産管理の規定は明確? 決算・監査の流れは定義されている?
- 規則変更の手続条項は存在? 実行可能な手順になっている?
まずは規則の所在確認から
行政書士×僧侶の立場で、現状のヒアリングと確認すべき条項を整理いたします。
電話:080-7845-6401 / メール:yakushigyousei.2022@gmail.com
薬師行政書士事務所 本間英純
987-2264
宮城県栗原市築館薬師台1-1